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2012年05月24日

  「選手育成の鉄則――飯・クソ・風呂」

本日は『致知』2009年5月号より、
   帝京高校サッカー部を9回もの全国制覇に導き、
   サッカー界の名将と呼ばれる古沼貞雄氏の
   選手育成についてのお話をご紹介します。


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       「選手育成の鉄則――飯・クソ・風呂」
       
       
         古沼貞雄(帝京高校サッカー部元監督)
        
            『致知』2009年5月号
             特集「執念」より
        http://www.chichi.co.jp/monthly/200905_pickup.html#pick2


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無我夢中で練習を続けた結果、
帝京高校サッカー部は10年目に初優勝を果たしました。

私たちのチームは黄色いユニフォームで、
これは世界を代表するブラジルと同じです。

だから、あの帝京の黄色いユニフォームを着て
国立競技場の芝生を踏みたい。
そういう夢を持った子が入ってくるようになったんです。

ですからこちらでさほど期待していないような子でも、
目標を持った子は、3年間でかなり熟練してきて
想像以上に成長するんです。


私が帝京高校で取り組んできたことは、
選手たちに「夢」を持たせること。

そしてそれを追うための「やる気」。

さらにそのやる気を持続させるために不可欠なのが
「アイデア」ですね。


そして私はその3つを司るものの中に
「基本」というものを置いたんです。

トレーニングや技術の習得といったことから、
生活習慣に至るまで。言葉で表すと



「飯(めし)・クソ・風呂」



です。これを強化合宿などの際に徹底してやりました。
飯の食い方から箸の持ち方、ご飯一膳、米一粒でも
作ってくださる方に敬意を示して感謝をする。
嫌いなものだろうと何だろうと、
出されたものはとにかく全部平らげる。


それから「トイレ」。
これは共同で使うものですが、
便器を汚したら自分の手で掃除をさせました。

生徒は必ず「先生、雑巾を……」と言いますが、私は
「てめぇで汚したものはてめぇの手で拭き取れ」と、
有無を言わせずやらせました。


「風呂」の入り方でも、130人の部員のうち、
10人か15人ずつ、上級生のほうから
入っていくのですが、私が
「湯船の湯を使い過ぎたり、垢を浮かせたりしたら、
 合宿費をおまえらだけ割り増しする」
と言ったら、130人が入っても垢一つ浮かさない。

すると旅館組合全体で「あそこの学校はすごい」と
語り草になったそうです。

またそういうことがしっかりできた年には、
不思議とチームも優勝するんですね。
ところが「先生、今年の生徒はちょっと……」と
宿屋のオヤジが言う時には負けますね。


  

Posted by 株式会社ガーディアンシップ  at 11:25Comments(1)

2012年05月08日

こんにちは。体育会ナビ事務局よりお知らせです。

5月は、東京・大阪にて、
体育会学生のための合同会社説明会
「体育会キャリアフォーラム」を開催します。

... 体育会学生の頑張りを評価し体育会学生に期待する企業が集う、
「スポーツやってて良かった!」と思える合同就職説明会です。

上場企業、伸び盛りのベンチャー企業、スポーツ関連企業等、
多数の業種・職種の会社が参加します。

ぜひ、クラブの皆様お誘い合わせの上、ご参加ください。


※詳しくは体育会ナビを御覧ください。
https://taiikukai.net/2013/brefing.php


┌────────────◆ 
│東京会場
└────────────◆

 5月14日(月) 13:00~17:00

 渋谷フォーラムエイト キングススクエア
 (東京都渋谷区道玄坂2-10-7)

 渋谷駅から道玄坂を登って徒歩5分
 (JR山手線・埼京線・東急東横線・京王井の頭線・東京メトロ銀座線・半蔵門線)


┌─────────◆ 
│大阪会場
└─────────◆
    
 5月21日(月) 13:00~17:00

 京橋 ツイン21 MIDタワー20F 会議室
  ※南東側のツインタワーの20階にお上がり下さい。
  (大阪府大阪市中央区城見2-1-61) 

 京橋駅(JR大阪環状線・京阪線)から徒歩5分。
 大阪ビジネスパーク駅(地下鉄鶴見緑地線)から徒歩5分。


 体育会キャリアフォーラムへの参加予約は、
体育会ナビ2013よりお願いします。

 https://taiikukai.net/2013/brefing.php


  

Posted by 株式会社ガーディアンシップ  at 12:35Comments(0)

2012年05月02日

杭州緑城・岡田監督の早期解任はあり得ない    

杭州緑城・岡田監督の早期解任はあり得ない    日本人指揮官を迎えたクラブの狙い スポーツナビより 

■「岡田監督にはもっと時間をあげてほしい!」

 欧州各国のリーグがフィナーレを迎えつつある中、異国での苦しい戦いを続けている日本人がいる。今季より中国スーパーリーグ、杭州緑城足球倶楽部を率いている岡田武史監督である。4月28日にホームで行われた第8節の大連実徳戦では、後半26分にマゾーラ(元浦和)のゴールで同点に追いついたものの、どうしても勝ち越すことができず、そのまま1-1でタイムアップ。対戦相手の実徳は、かつては名門として知られていたものの今季は大きく出遅れてしまい、現在15位と低迷。その下の16位(つまり最下位)の緑城にとっては、ぜひとも浮上のきっかけをつかみたいところだったが、結果として最下位脱出はならなかった。

 すでに日本では、J1とJ2で4人の監督が解任されている。中国でも、大連のもう1つのクラブである大連阿爾濱(あるびん)の韓国人指揮官、張外龍が解任第1号となり、上海申花が中国最高額となる300万ユーロ(約3億2000万円)で招へいしたジャン・ティガナも、成績不振を理由にわずか4カ月でチームを去ることとなった。現在の中国スーパーリーグは「不動産リーグ」と揶揄(やゆ)されるくらい、大手デベロッパー企業のオーナーたちによる支配が続いている。彼らのすべてが「サッカー好き」というわけでは決してなく、中にはクラブを「単なるコマーシャルの道具」としか思っていないオーナーも少なくない。そんな彼らが、結果を残せない指揮官をさっさとお払い箱にすることに、さほどためらいを感じることはないだろう。

 では岡田監督の場合、このまま成績が上向かないと、志半ばにして解任となってしまうのだろうか。現地の大手スポーツ紙『体壇周報』のジャーナリスト、応虹霞氏に問い合わせたところ、現地の報道では解任のうわさはないという。中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」でも「解任すべし」という意見はごく少数派で、中には「岡田監督にはもっと時間をあげてほしい!」という呼びかけも見られるらしい。緑城のオーナーである宋衛平氏も、このように発言している。

「引き続き、若い選手を使ってほしい。(そのためには)たとえ降格しても構わない。降格しても、来年また昇格すればいい。われわれにとって、今シーズンの目標は若手の成長にある。そのためには時間と忍耐が必要だ。私は監督の仕事に満足している」

■「降格しても構わない」発言の背景にあるもの
「たとえ降格しても構わない」という会長の発言は、日本の感覚ではかなり奇異に聞こえる。もちろん中国国内でも、非常にまれな考え方であるのは間違いない。換言するなら緑城は、中国でも極めてユニークなフィロソフィー(哲学)を持ったクラブなのである。岡田監督の中国でのチャレンジを理解するためには、その前に緑城というクラブのフィロソフィーを理解する必要があるだろう。

 4月上旬、私は杭州を訪れて緑城のホームゲームを取材し、併せてクラブのフロントにもインタビューしている。取材に応じてくれたのは、鮑(ばう)仲良氏。36歳の副GM(ゼネラルマネジャー)である。第4節が終了した時点での緑城は1勝1分け2敗で13位。スタートダッシュが遅れたことについての評価を尋ねてみると、このような前向きな答えが返ってきた。

「今はまだ勝ち点4だが、われわれはそれなりに覚悟していた。というのも、序盤戦は強い相手との試合ばかりだった。たとえ勝ち点ゼロでも構わないと思っていたので、4ポイントはそれなりに評価できると思う。また試合内容や、若い選手の成長のスピードも上がっていったと判断している」

 緑城もご多分に漏れず、デベロッパー企業に支えられたクラブである。しかし、多くのオーナーが札束をちらつかせて国内外のタレントをかき集める中、緑城は身の丈に合った経営を基本姿勢とし、育成に力を注ぐことで長期的にクラブを強化していこうとしている。昨今の中国サッカー界では、日本の育成システムに注目が集まっており「日本サッカーに学ぼう」という気運が高まっている。だが、実際にそれを実践しようとしているクラブとなると、トップリーグでは緑城と山東魯能泰山(ろのうたいさん)くらいしか見当たらない。緑城が三顧の礼をもって岡田監督を迎えたのも、クラブとしての明確な方向性に則した、極めて理にかなったものだったのである。再び、鮑氏。

「岡田さんには、目先の勝利よりも、もっと長い目でチームを良い方向に導いてくれることを望んでいる。この国の国内リーグは20年近い歴史があるが、クラブの作り方、トレーニングの方法、育成、いずれも世界に遅れをとっている。外国人のコーチを呼ぶという発想は以前からあったが、誰もがこのクラブを成長させてくれるわけではない。いろいろと検討した結果、やはり岡田さんが最もこのクラブに良いものをもたらすと判断した。岡田さんが就任してから、クラブ全体がわれわれの望んでいた方向に進んでいる。岡田さんの仕事ぶりは、スタッフや選手のみならず、ファンやサポーター、さらには杭州市民からも全面的に信頼と評価を受けている」

■若手にチャンスを与えながら結果も追求
ようやく自分たちの目指すサッカーができてきて、そのことでは手応えを感じています。選手たちは持てる力を出し切りましたが、勝たせられなかったのは残念です」

 4月7日、ホームで行われた上海申花戦の会見で、岡田監督は悔しさをにじませながらこのように語っている。結果は1-1の引き分け。確かに「勝てる試合」ではあったが、それ以上に「自分たちの目指すサッカー」ができてきたことについては、十分に評価されてよい内容であった。

 試合は、序盤はアウエーの申花に押される展開が続いた。そして開始9分でアネルカに先制ゴールを許してしまう。申花は中国でも名門として知られ、今季も元フランス代表のアネルカをはじめ大型補強を敢行してタイトル奪還に燃えている。緑城との戦力差は、かなりの開きがあるように思われていた。しかし失点からわずか1分後、元川崎のレナチーニョが同点ゴールを決めると、緑城は次第にゲームの主導権を握っていく。

 後半、攻撃の姿勢をさらに明確にした緑城は、何度となくチャンスを演出。スリーラインをコンパクトにし、ボールを奪われてもすぐに奪い返して、断続的に攻撃を仕掛ける。これこそが指揮官が言うところの「自分たちの目指すサッカー」であった。対する申花は、自陣ゴール前にしっかりブロックを作り、さらにはアネルカまでも守備に回って、懸命に相手の攻撃をはじき返す。

 次第にゲームがこう着する中、岡田監督のベンチワークはやや意外なものに感じられた。最初の交代は後半33分、2枚目と3枚目のカードを切ったのは、終了間際の43分であった。この意図について質問された指揮官は「2人ともまだ若く(トップリーグでプレーした)経験がなかったので、あまり時間を与えられなかった」と説明している。確かに、主力選手数人がけがや出場停止となっていたため、経験の浅い選手を使わざるを得なかったという台所事情もあったのだろう。しかし一方で、重要な場面でも若手を積極的に使っていこうとする意図もあったようだ。

 若手を使いながら、結果も追求していく。岡田監督の悔しさいっぱいの表情には、それらが両立できなかったことへの自責の念が多分に含まれていた。この試合で勝ち点1をプラスした緑城は、13位から11位に順位を上げている。

■「こいつらを輝かせてやりたいという思いでいっぱいですよ」
 最後に、当の岡田監督の言葉も紹介しておこう。インタビューは試合から2日後の4月9日に行われ、11日に地元紙の『体壇周報』に掲載された。そこからの「転載」という形で引用することにしたい。まずは今季の目標について。岡田監督は「残留」ではなく、あくまでも「優勝を目指す」としている。

「やっぱりやるからには、優勝というものを目指して、できる限りのことをやっていかないと。僕が来た時、ここの皆さんは『(優勝なんて)無理ですよ、残留できればいいですよ』とか言うんですよね。でも、そういう(無理だという)思い込みをまず排除しないと、絶対に上に行ける可能性はない。もっと高い志を持とうと。まずそこからスタートしないと、何も始まらない」

 とはいえ、ただ勝ち点を積み重ねれば良いという話では、もちろんない。若く才能のある選手を育てていくという重要なミッションがあるからだ。

「みんなで守って、前に速い外国人を置いてカウンターする方が、まだ勝ち点を稼げると思う。でもそうしたら、若い選手が伸びてきた時に、使いようがなくなってしまう。彼らがいなかったら、そこそこの成績を残して日本に帰りますよ。でも、このチームにはそういう(若い選手に)ポテンシャルがあるのでね。今、大事なことは、目指しているサッカーを突きつめていくということ。最初は苦しいと思いますよ。選手も、自分たちがやったことないようなことを要求されているわけですから。でも、だんだんみんな開き直ってきて、リスクを冒せるようになってきましたね」

 幸い、フロントは全面的に支援してくれるし、選手からの信頼も厚く、サポーターの期待も依然として高い。「監督はたたかれてナンボ」と考える岡田監督にとって、異国でのチャレンジはもちろん大変な面もあるが、十分にやりがいを感じている様子だ。

「確かに、環境とか収入にしても、日本の方がいいわけ。ただ僕の場合、何か新しいチャレンジがしたいというのがまずありました。そうしたら、選手、フロント、スタッフが日本人である僕に対して、何とかしようとサポートしてくれている。僕は今、自分がどうのこうのではなく、この人たちを喜ばせてあげたいという気持ちだし、選手がかわいくて仕方ないですよ(笑)。こいつらを輝かせてやりたいという思いでいっぱいですよね」

 そのためにも、理想は高く掲げつつも、今季はしっかりと残留を果たしたいところ。スーパーリーグでは、下位2チームが自動降格となるため、最下位脱出が目下の目標となる。岡田武史の新天地での挑戦は、まだ始まったばかりだ。



今季より中国スーパーリーグの杭州緑城を率いる岡田武史監督。チームは現在最下位に沈んでいる

  

Posted by 株式会社ガーディアンシップ  at 19:51Comments(5)